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共立美容外科 仙台院 〜スタッフの声をお届けする『キョウリツインフォメーション』〜
2006年 9月 10日 (日) 12:29


ちょっと肥満が最も長生き
by 院長

脂肪吸引を御希望する患者さんの殆どは、やや肥満から肥満に分類される人が多いようです。でも、健康のことを考えると、少し肥満の方が良いということは、昔からよく指摘されてきたことです。今回、ランセットという超有名な英国医学誌に肥満と心疾患、死亡率との関係を調べた研究が発表されました。何と25万人を調べたといいますから、信用して良いと思います。この研究でも同様に、ちょっと肥満の人が最も長生きであることが示されております。面白いのは、かなりの肥満の人より、痩せている人が短命であり、また、心疾患で死亡することが多いことが示されたことです。

BMIは肥満の指標に不適切:総死亡や冠疾患死と相関せず
肥満の指標として汎用されているBMI(Body Mass Index)だが、冠疾患患者の総死亡や心疾患死亡リスクとの間に関連性はないようだ。Lancet誌8月19日号に報告された。米国の研究グループは、冠動脈疾患患者を6ヵ月以上水関市、体重または肥満指標に基づき総死亡率と心疾患イベントのリスクを評価した40件のコホート研究を船室氏、メタ解析を行った(対象者25万152人、追跡期間中央値3.8年)。BMIに基づく肥満度で冠動脈疾患患者を低体重、正常、過体重、肥満、過度の肥満の5群に分類。総死亡、心疾患死亡、新血管イベントのリスクについて比較したところ、低体重群は正常群に比べ総死亡の相対リスクが有意に高く(1.37、1.32〜1.43)、新血管死亡リスクも高かった。総死亡リスクが最も低かったのは過体重群の患者で、心血管死亡リスクも低い傾向だった。肥満群についてみても、総死亡や心血管死亡のリスク上昇は見られなかった。著者らは、BMIが体脂肪料と筋肉量を区別できないことが、こうした結果をもたらしている可能性を指摘し、体脂肪率や体脂肪分布などを指標として、肥満度とアウトカムの関係を調べる必要があると述べている。(Romero-Corral A et al. Lancet. 2006;368:666-78)




T R A C K B A C K

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