アクアミドは、ピュラジェンより長く持つし、アレルギーも少ないと聞いたのですが、どうして共立仙台院では、すすめていないのですか?
確かに、アクアミドは、アレルギーも少ないし、未知のウイルス感染、プリオン感染の危険性もなく、ピュラジェンより長期に持続します。
問題は、半永久的に残存するという性質です。体内で吸収されない物質は多く存在し、これまでも多くの物質がフィラーとして使用されてきました。一番最初に広く使用されたのが、シリコンジェルです。シリコンジェルは組織の反応も少なく、柔らかさの調整も容易で、一時期は各国で使用されておりました。ところが、少しでも過剰に注入されると、その治療は容易ではありません。いくらマッサージしても、二度と平坦になることはなく、勿論、注射器でも吸引できません。唯一の治療は、皮膚切除です。皮膚切除を行うと、当然傷が残りますので、大変なトラブルとなります。また、いくら組織の反応は少ないとはいえ、シリコンジェルに対する慢性の肉芽種の形成がすすむと、硬く隆起してまいります。注入した当時は、丁度いい具合であっても経時的変化が進行し、審美的に不都合な事例が多数出現しました。このような場合でも、治療法としては、皮膚の切除しかなく、やはり大きなトラブルとなります。アクアミドも同様なことが起こる可能性が高いと言えます。長く残存するという性質は、望ましい性質ではありますが、半永久的に残存するのは決して好ましいことではないのです。
各種フィラーの分類と注意点
×:劣る ◎:優れている