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サーマクールNXT

サーマクールQ&A

サーマクールに関するQ&Aを集めました。

RF治療器であるサーマクールとフォトRF(オーロラ)の違いを詳しく教えてください。

サーマクールは、手術をせずに「たるみ」を治したいとき選ばれる治療法です。治療部位に当てたハンドピースと背中の対極板の間を高周波の電流が流れます。そして、皮下の脂肪層の繊維性隔壁に熱変性を与えることで、非常に深い部位の引き締めがおこります。脂肪組織の一部も吸収されるので、2〜6ヶ月にわたり徐々に引き締め効果が現れます。特に、頬のタルミ、二重アゴ、二の腕のタルミ、出産後のお腹のたるみ、ヒップアップに有効です。サーマクールにかかる時間は、フルフェイスで30分ほどです。腫れやカサブタの形成もなく、その日から化粧、洗顔が可能です。通常、1回の治療で十分ですが、半年くらいの間隔をおいて2回するとより効果が実感できます。
フォトRF(オーロラ)は額の皺、目尻の皺、口元のしわを切らずに治したいときに選ばれることの多い治療法です。フォトRFの特徴は、痛みが非常に少ないことです。サーマクールやフラクセルの痛みが辛い方でも安心して治療を受けることができます。また、効果が直ぐに実感できることです。フォトRF(オーロラ)のみの治療であれば、治療のあとすぐに化粧、洗顔が可能なので、午後に仕事があっても安心して治療を受けることが出来ます。また、同時に光エネルギー(IPL)も照射しますので、美白効果も期待できます。
同じRF治療器でありながら、サーマクールが深部まで到達するのは、モノポーラ方式(電極がハンドピースに一つの方式)だからです。皮下3.0〜4.0mmの脂肪層が主なターゲットとなります。これに対し、フォト RF(オーロラ)はバイポーラ方式(電極がハンドピースに二つ)なので、約1cm離れた両電極をU字型に電気が流れるので、電極直下の1.5〜2.5mmの真皮層が主な作用部位となります。

サーマクールの作用部位は、なぜフォトRF(オーロラ)に比べ深いのでしょうか?

高周波を照射する電極の数がハンドピースに一つだけのモノポーラ方式(サーマクール)なのか、二つあるバイポーラ方式(フォトRF(オーロラ))なのかの違いです。何れも、高周波(RF)を使用することでは一緒です。違うのは主にその電極の当て方の違いです。御存知のように、電気はプラスの電極からマイナスの電極に流れます。交流の場合は、電極が時間によって逆転し、位相をつくります。サーマクールのハンドピースは、一つの電極だけしかありません。この一つの電極を治療部位に当て、他方の電極は背中あるいはお腹に当てます。したがって、電気は治療部位から体を横断して背中に抜けます。或いは、逆に電極版からハンドピースへ流れます。30〜50cmくらいの距離を流れることになるのです。これに反して、オーロラ、イーライトの電極は、ハンドピースの中にプラス電極とマイナス電極が一緒に含まれております。プラスの電極とマイナスの電極は僅か1cm程度しか離れておりません。空気は絶縁なので、そのままでは電気はながれませんが、治療部位に接すると、この1cmの皮膚の間をU字状にながれます。その主な深達度が約1.5〜2.5mmといわれております。

サーマクールは、ハンドピースから対極板まで30〜50cm以上もながれるのに、皮下3.0〜4.0mmが主な作用部位というのはどうしてですか?

非常に良い質問です。電気は、プラスからマイナスに均一に流れるだけであり、特別な作用部位などあるはずはありません。例えば、海水にプラス電極とマイナス電極をいれて電流を流しても、特別に一方の電極の3.0〜4.0mm先に熱が発生するということはありません。それでは、なぜ人体においては作用部位が発生するのでしょうか?それは、人体が電気の伝導性において、均一ではないからです。特に、「皮下に存在する熱い脂肪層が絶縁体として働く」ことが大きな要因となります。ハンドピースから出た電気は、表皮、真皮をらくらく通過し、皮下組織に達します。ところがこの部位においては、脂肪が絶縁体として作用するため、電気の通り道がごく限られてしまうのです。この小さな電気の通り道が、脂肪組織間を分割する繊維性隔壁なのです。この僅かな通り道に電気が殺到するので、大変な熱を発します。その結果、この部位のコラーゲン繊維に非可逆性の変性がおこります。その後、その変性したコラーゲン繊維の吸収と再構築が始まります。この炎症、治癒の過程で、瘢痕性収縮がおこり、その結果、たるみが改善されるのです。この繊維隔壁には、脂肪を養う血管も多く走っております。一部は、この血管も閉鎖されるので、これによって栄養される脂肪組織自体も変性を起こります。この結果、かなり長期にわたる変性脂肪組織の吸収がおこることも示唆されております。ここで非常に重要なことが自明となります。それは、サーマクールの作用部位は、脂肪組織の深さによって大きく違うということです。例えば、目の下、頬骨付近では非常に浅く、腹部やお尻では非常に深いということです。サーマクールの効果が、場所によってかなり違うのは、個人差というよりもこの脂肪層の深さに大きく関係しているようです。

参考文献
繊維性隔壁の選択的加熱:モノポーラ方式による容量結合型高周波システムの付加的な作用機序。Karl Pope, Mitch Levinson, E.Vic Ross, MD Thermage, Inc.2/2005

要約
現在、Thermage、ThermaCoolのモノポーラ方式による容量結合型高周波システムは組織の引き締め及び輪郭補正を目的として医師に利用されている。数多くの研究が施行され、組織内のRFエネルギーの分布が理解されている。皮膚コラーゲン原繊維の即時的及び長期的な形態の変化が明らかにされ、皮膚の張りおよび皺の除去に認められる効果の中心的役割を果たすと考えられている。真皮は肌をタイトニングするにあたり重要な構成要素であるが、臨床的に認められる構造的変化および輪郭の変化は真皮への作用のみでは簡単に説明できない場合もある。現在、エビデンスが明らかにされており、ここに提示して、このユニークな輪郭変化の臨床効果所見が、モノポーラRFエネルギーの選択的繊維性隔壁加熱に起因すると考えられることを立証する。この作用機序を裏付けするために、ヒト死体組織のメマトキシリンエオジン染色による検査、数学的解析、コンピュータによるモデル化、動物実験及び治療効果が立証された臨床的組織所見を提示する。
サーマクールの作用部位:サーマクールのハンドピースから深部へ向って高周波が流れている様子を示しております。ハンドピースと直接接触する表皮は、コンタクト冷却されており、火傷をしないように低い温度に保たれております。脂肪は絶縁体なので、電気は脂肪組織を走る細い繊維性隔壁に殺到して流れていきます。そのため、この部位が選択的に熱せられ、変性と収縮がおこるのです。

なぜ対極板側の脂肪層が作用部位ではなく、ハンドピース側の脂肪層なのですか?

電気は、両電極の間を均一に流れるはずです。それでは、なぜ対極板側ではなく、ハンドピース側の脂肪組織が作用部位なのでしょうか?それは、電気の出入りする電極面の面積の違いが大きいのです。圧倒的にハンドピース側の接触面が小さいのでこの部位の脂肪層の繊維隔壁が熱変性を起こすのです。従って、対極板の接触が悪いと、この部位の脂肪組織に熱変性が起こる可能性があります。対極板は、しっかりと全面を背中に当てる必要があるのはこの為です。
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