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ワキガ・多汗症

ワキガ・多汗症治療のQ&A

こちらのコーナーでは、ワキガ・多汗症治療について皆様から寄せられた良くある質問、素朴な疑問についてまとめてみました。

ワキガは遺伝するのでしょうか?

はい、基本的には遺伝すると言われております。したがって、家族性に出やすいのです。ただし、身長と同じように、身長の高い両親から、身長の高い子供が生まれるのは多いのですが、100%一致することはないように、臭いが弱い両親から、ワキガが出ることもあります。

最近特に臭いが強くなった気がします。どうしてでしょうか?

アポクリン汗線は、交感神経の支配を受けているので、緊張すると多量に出てきます。したがって、職場が変わったとか、上司から何時も叱られているとか、慣れない仕事を任されたとか、緊張すると多く出てきます。また、自分の臭いが気になりだすと、余計に、アポクリン汗線は刺激されます。その結果、より多く、汗をかくようになります。

ワキガの人の服を着ると、ワキガは感染しますか?

ワキガは、基本的には遺伝です。同じ服を着たり、同じ食べ物を食べたりしても、決してうつることはありません。

アポクリン汗腺が100%体臭を決定するのですか?

ワキガの主役は、アポクリン汗線です。ただし、それ以外に脇役がいます。1番の脇役は細菌です。不潔にしていると、細菌が増殖し、強い臭いを出します。2番目は、体毛です。アポクリン汗線から出た汗は、毛をつたわって、発散するし、細菌も毛の表面で増殖します。3番目は、脂腺です。脂腺自体に特有の臭いがあるし、アポクリン汗腺と混ざると、より強い臭いとなります。4番目は、エックリン汗腺です。これと混ざると、体中に臭いが広がります。

手術以外に臭いを減らす方法はありますか?

脱毛をお勧めします。脱毛すると、アポクリン汗腺を発散させる体毛がなくなるし、脂腺もなくなります。体毛がなくなると、細菌の増殖する場所も減ります。その結果、ある程度体臭を落とせます。ただし、主役は、あくまで、アポクリン汗腺です。アポクリン汗腺を手術で除去しない限り、ワキガの治療は不可能です。また、最近、ボトックスの注射による治療も行われております。

アポクリン汗腺は、どうして毛に一致して出て来るのですか?

アポクリン汗腺は、決して病気ではなく、もともと異性をひきつけるために発達したと考えられております。フェロモンの一種と考えてください。したがって、同性にとっては嫌な臭いと認識されますが、あなたを好きな異性にとっては、いい臭いと認識されるはずです。したがって、自然界では、わざわざ毛を伝わってより臭いが発散するように発達してきたと考えられます。異性にもてるのは、生物の一生におけるひとつの目標でもあるわけです。

米国では、ワキガ多汗の手術は殆どないといわれておりますが、それはどうしてですか?

ワキガ多汗と日本で言われるような人が、人口の大多数を占めるからです。米国では、強い体臭があるのがあたりまえであり、したがって誰も気にしないからです。日本では、逆に、体臭が強い人が少数なので、治療を行う人が多くなるのです。

どうしてローラークランプ法は、切開法や組織削除法(イナバ式)にくらべ色素沈着、引きつれ、壊死などの皮膚のダメージが少ないのですか?

真皮の血管網の保存が良いからです。切開法や組織削除法では、真皮の深層から中間層にかけて根こそぎ取り除きます。当然のことながら、真皮の血管網はズタズタに破壊されます。唯一皮膚の血行を保っているのは、浅真皮血管網だけです。この血管網が血腫や血栓でほんの僅かな傷害が起きただけで、強い色素沈着や壊死が発生します。また、真皮は、完全に皮下組織と遊離し、ペラペラになるので、皮膚の引きつれが発生するのです。ローラークランプ法は、浅真皮血管網は勿論のこと、深真皮血管網、そして両者を連結する貫通血管をも保存できるのです。そのため、皮膚への血行が非常によく保たれ、色素沈着が少なく、壊死はほとんど起こらなくなりました。また、貫通血管が保存されるので、皮膚と皮下組織のずれが起こらなくなり、そのため皮膚の引きつれが少ないのです。
(参考:症例写真で比較するローラークランプ法と他の手術との違い 当院ローラークランプ法症例A、B、他院手術例A、B)

どうしてローラークランプ法は、傷口がきれいなのですか?

国際特許修得KBシースの開発に成功したからです。通常は、皮膚に3〜4mmの切開を施し、吸引管を上下に動かしながら取り除いていきます。(KBシース使用例) KBシースがないと、吸引管が皮膚を挫滅(つぶすこと)させ、傷口が目立つようになります。(他院吸引例) そこで、吸引管が直接皮膚に接しないようにプラスチックの鞘(さや)をその間に挟むようにしたのです。こうすると、たとえ吸引管が何百回と上下運動しようとも皮膚を挫滅させることがないのです。(特許番号:日本1883539 : アメリカ 5213567 : ヨーロッパ 0458989)

ローラークランプ法の手術の副作用についておしえてください。

ワキガ多汗の手術は、皮膚の3〜5mm程度の深さで行うものですので、ここには大きな血管や神経は通常ありません。しかし、手術に伴う一般的な注意点はあります。手術にともなう皮膚、神経、血管の損傷、炎症およびその後の変化、薬、麻酔の副作用がまれにでることがあります。毛の数は、通常半分以下に減少します。
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