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共立美容外科 仙台院 〜スタッフの声をお届けする『キョウリツインフォメーション』〜
2009年 4月 27日 (月) 09:03


中年期のコーヒー摂取で晩年の認知症リスク低減(1)
by 院長

私は、コーヒーなしでは生きていけないほど、コーヒー大好き人間です。このほどコーヒーと認知症についての面白い論文を読みましたので、紹介いたします。結論としては、コーヒーを飲むと晩年の認知症のリスクが少なくなるということです。いい論文ですね。皆さんもコーヒーを大いに飲んで、認知症を防ぎましょう。

中年期のコーヒー摂取で晩年の認知症リスク低減

{スウェーデン・ストックホルム}カロリンスカ研究所(ストックホルム)とクオピオ大学(フィンランド・クオピア)のMiia Kivipelto准教授らは、中年期における認知症またはアルツハイマー病(AD)リスクを減少させる可能性があることが明らかになったと
Journal of Alzheimer’s Disease(2009;16:85-91)に発表した。

1日3〜5杯でリスク65%減

今回の住民ベースのFinnish Cardiovascular Risk Factors, Aging and Dementia(CAIDE)研究は、カロリンスカ研究所とフィンランド国立公衆衛生研究所(KTL,フィンランド・ヘルシンキ)の協力を得てクオピオ大学で実施されたもの。
 CAIDE研究には1972、77、82、87年(中年期の調査)にノースカレリア・プロジェクトとFINMONICA研究の対象となった住民ベースのコホートの生存者が参加している。21年間の平均フォローアップ期間が経過した88年に、65〜79歳の1,409例(71%)が再調査を完了した。その結果、計61例が認知症(うち48例はAD)であることが判明した。
 筆頭研究者のKivipelto准教授は「この研究の目的は、中年期のコーヒー・紅茶の摂取と高齢期の認知症やADリスクの関連性を解明することであった。カフェインが中枢神経系に及ぼす長期的な影響はいまだに解明されておらず、ADに至る病理学的過程は、ADの臨床徴候が発現する数十年前から始まっている可能性があるからだ」と述べている。
 中年期の調査では、正当性が立証されている半定量的な食物頻度アンケートを使用して被験者のコーヒーと紅茶の摂取量を評価した。コーヒー摂取は(1)1日当たり0〜2杯(低レベル)(2)同3〜5杯(中レベル)(3)同5杯超(高レベル)-3郡に分類した。紅茶の摂取に関する質問では(1)非摂取郡(0杯/日)(2)摂取郡(1杯以上/日)-2分割りした。
 その結果、中年期にある程度のコーヒーを摂取していた者では、コーヒーの摂取量がゼロまたは非常に少なかった者と比べて、高齢期における認知症またはADリスクが低いことが明らかになった。これらの疾患リスクが最も低かった(65%減)のは、中レベルの
コーヒー摂取者(3〜5杯/日)であった。この結果は、さまざまな交絡因子の調整後も変わらなかった。




T R A C K B A C K

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