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共立美容外科 仙台院 〜スタッフの声をお届けする『キョウリツインフォメーション』〜

2017年 2月 15日 (水) 16:49


刺青が早く、綺麗にとれるようになりました。enlightenの導入に成功。2回照射後。
by 院長

他院で12回照射しても、なかなか取れなかった深部の刺青も、ピコヤグの照射では、たった2回で相当きれいにとれております。。家族の方からも、消えるのが早いと言われたそうです。かさぶたは少しできたが、数日後には取れて綺麗になったとのことです。

このようにenlightenは、特に深部の色素を破壊するときには、従来のレーザーとは全く違った異次元の効果が期待できます。



2017年 2月 13日 (月) 20:02


刺青が早く、綺麗にとれるようになりました。enlightenの導入に成功。
by 院長

ピコヤグ、enlightenの実力について、当院の症例を用いて説明しましょう。
Q-switchの発明は、医療レーザーの分野では極めて革新的なものでした。この発明のおかげで、これまで極めて困難であった刺青の除去、太田母斑の除去なのが可能となったのです。Q-switchとは、極めて短い時間だけ光が照射されるようにした装置です。大体1億分の1秒から10秒程度の極めて短時間レーザーが照射されるので、表面の皮膚を殆ど焼かずに深部の色素が破壊できるようになりました。ただ、照射回数が必要で、多色のものだと、20−30回必要でした。このQ-switchの性能をさらによくして、もっと短い時間だけ光がでるようすれば、もっと早く綺麗にとれるのではないかと当然予想されます。研究者は20年以上まえからこの研究を進めてきたのですが、なかなか実用化されることはなかったのです。それが、やっと去年、2016年に実用化に成功しました。ピコヤグ、enlightenというものです。これの照射時間は、従来のQ-switchの約100分の1の100億分の1秒となりました。その結果、従来のレーザーの約半分の回数でとれるし、皮膚の照射ダメージが少なくなったので、通院間隔も約半分となりました。その結果、通常のレーザーに比較して、理論上は約4分の1の期間で刺青を取り除くことが可能となりました。

刺青症例1、34歳男性
5年前、日本で機械での入れ墨をしました。その後、刺青をしたことを後悔し、他院でレーザー照射を始めました。12回レーザー照射しましたが、深部に残ってしまいました。最後の方は、いくら当てても取れなくなったそうです。

注意、白いところは、すでに傷になっているので、これを消せるわけではありません。



2010年 7月 18日 (日) 19:02


プラセタ注射をした人は献血ができなくなりました(1)。
by 院長

当院では、10年以上まえから、プラセンタ注射の危険性を警告してまいりました。その理由は、そもそもプラセンタ注射での効果が実証されていないうえに、未知のウイルスやプリオンなどの感染の危険性があるからです。米国では当然政府が禁止しております。世界的にはプラセンタ注射を推奨しているところなどありません。したがって、当院に来院された患者さんには口を酸っぱくして、プラセンタ注射の危険性を説いてまいりました。少なくとも当院の施術で、過去においても、将来にわたっても、プラセンタ注射を介して如何なる感染症もないことは自信を持って断言できます。不肖な私を信用してくださり、何度も足を運んでくださった患者さまを、少なくともこの点においては、危険にさらすことがなかったことは誠にささやかな矜持であります。

どうして厚生省は、このような危険な血液製剤を野放しにしているのか誠に不思議なことでした。恐らく、つまらない役人根性が邪魔して、一旦認可したものを取り消しするのはプライドが許さないのでしょう。しかしながら、心ある大勢の医師の抗議があり、厚生省も重い腰をあげ、プラセンタ注射の警告を発するようになりました。プラセンタ注射をした方は、輸血ができなくなりました。平成18年8月23日に開催された薬事・食品衛生審議会血液事業部会安全技術調査会において、ヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤を使用した方の献血を制限する措置を日本赤十字社が実施することが了承されたのです。詳しくは、厚生省のHPを参照してください。ただ、非常に残念なことに、プラセンタ注射自体を禁止にしたわけではありません。プラセンタ注射をした患者さんから、他の健康な人に感染が広まるリスクをなくそうとしたにすぎません。私は、本当に憂えております。このままほっておくと、第二、第三の薬害エイズやC型肝炎の再来を引き起こすのではないでしょうか?ただちにプラセンタ注射製剤の認可を取り消して、徹底した全国調査をすべきではないでしょうか?



2009年 4月 27日 (月) 09:15


中年期のコーヒー摂取で晩年の認知症リスク低減(2)
by 院長

前半の続き。
この論文では、紅茶と認知症の関連についても調べておりますが、紅茶との関連性は認められなかったということです。コーヒーを飲むと目が覚めるのはカフェインによるものですが、紅茶での関連性がないということは、カフェインが効いている可能性は低いのでしょうね。それでは、コーヒーのどの成分が効いているのかはわかりませんが、面白いですね。

紅茶との関連性は認められず

 一方、被験者における紅茶の摂取量は比較的少なく、紅茶の摂取と認知症またはADリスクとの関連性は認められなかった。Kivipelto准教授は「コーヒーが世界中で大量に摂取されている現状を考えると、今回の結果は認知症またはAD予防または遅延に重要な意義を有する可能性がある。われまれの知見は別の研究によって追認される必要があるが、食事指導を行うことで認知症とADリスクが修正される可能性があることが示された。また、認知症とADに対するコーヒーの保護作用の機序が解明されれば、これらの疾患の新しい治療法の開発に役立つだろう」と述べている。




中年期のコーヒー摂取で晩年の認知症リスク低減(1)
by 院長

私は、コーヒーなしでは生きていけないほど、コーヒー大好き人間です。このほどコーヒーと認知症についての面白い論文を読みましたので、紹介いたします。結論としては、コーヒーを飲むと晩年の認知症のリスクが少なくなるということです。いい論文ですね。皆さんもコーヒーを大いに飲んで、認知症を防ぎましょう。

中年期のコーヒー摂取で晩年の認知症リスク低減

{スウェーデン・ストックホルム}カロリンスカ研究所(ストックホルム)とクオピオ大学(フィンランド・クオピア)のMiia Kivipelto准教授らは、中年期における認知症またはアルツハイマー病(AD)リスクを減少させる可能性があることが明らかになったと
Journal of Alzheimer’s Disease(2009;16:85-91)に発表した。

1日3〜5杯でリスク65%減

今回の住民ベースのFinnish Cardiovascular Risk Factors, Aging and Dementia(CAIDE)研究は、カロリンスカ研究所とフィンランド国立公衆衛生研究所(KTL,フィンランド・ヘルシンキ)の協力を得てクオピオ大学で実施されたもの。
 CAIDE研究には1972、77、82、87年(中年期の調査)にノースカレリア・プロジェクトとFINMONICA研究の対象となった住民ベースのコホートの生存者が参加している。21年間の平均フォローアップ期間が経過した88年に、65〜79歳の1,409例(71%)が再調査を完了した。その結果、計61例が認知症(うち48例はAD)であることが判明した。
 筆頭研究者のKivipelto准教授は「この研究の目的は、中年期のコーヒー・紅茶の摂取と高齢期の認知症やADリスクの関連性を解明することであった。カフェインが中枢神経系に及ぼす長期的な影響はいまだに解明されておらず、ADに至る病理学的過程は、ADの臨床徴候が発現する数十年前から始まっている可能性があるからだ」と述べている。
 中年期の調査では、正当性が立証されている半定量的な食物頻度アンケートを使用して被験者のコーヒーと紅茶の摂取量を評価した。コーヒー摂取は(1)1日当たり0〜2杯(低レベル)(2)同3〜5杯(中レベル)(3)同5杯超(高レベル)-3郡に分類した。紅茶の摂取に関する質問では(1)非摂取郡(0杯/日)(2)摂取郡(1杯以上/日)-2分割りした。
 その結果、中年期にある程度のコーヒーを摂取していた者では、コーヒーの摂取量がゼロまたは非常に少なかった者と比べて、高齢期における認知症またはADリスクが低いことが明らかになった。これらの疾患リスクが最も低かった(65%減)のは、中レベルの
コーヒー摂取者(3〜5杯/日)であった。この結果は、さまざまな交絡因子の調整後も変わらなかった。



2008年 12月 7日 (日) 17:45


脱毛のための基礎知識(2)熱緩和時間(thermal relaxation time)
by 院長

さて、もう一つの重要な理論は、熱緩和時間(thermal relaxation time)
という概念です。
 Grossmanによると、毛の場合パルス幅(レーザーが出ている時間)は10〜50msecと記しています。当院の脱毛レーザーはいずれもこの条件を満たしております。他院では、この条件を満たしていない機械を使用しているところもあると思われますので、是非注意して調べられるといいと思います。                          

焼灼したいターゲット(この場合毛)をいかに選択的に熱を与えることができるのでしょうか?


Andersonらによれば、1発のパルスレーザー光の照射によって、

(1)レーザーエネルギーを与えられたターゲット(脱毛の場合、メラニン)の温度はカーブを描いて上昇する。
(2)その後、周囲の組織に放熱してターゲットの温度は冷えていくと共に、
(3)周囲の組織が暖められ、組織全体の温度が上がる。
(4)組織全体の温度がゆっくりともとの温度に戻る。

というプロセスを生じるとしています。                        
面白いことに、この工程には時間がかかるものであり、特に、レーザー光が照射された直後、ターゲットは、すぐに放熱せずに、熱を内部に溜め、放熱を始めるまで若干の時間がかかるというのです。
((1)    から(2)へ移るのに、時間差がある.)
Andersonらは、ターゲット周囲の温度分布は、その直径で決まる幅を持つガウシアン分布となるとし、その分布の中心温度が50%に下がるまでの時間を、熱緩和時間(thermal relaxation time)と定義しています。 そして、この熱緩和時間以下のパルス幅(一発の照射時間)で、レーザーを照射してやると、周囲組織が熱ダメージを受けないうちに、ターゲットに対して、不可逆性の熱変性(焼灼破壊)を起こすことが出来るとしています。 (グラフ2)

難しい表現なので、これを分かりやすく、端的な言い方をすると、「皮膚の構造物(例えば、毛根、上皮、メラニン、毛細血管等)は、熱エネルギーが加えられると、各々の熱緩和時間と呼ばれる一定時間、周りに放熱せずに内部に蓄熱する性質を持つ。 そしてこの時間以内で、十分な熱エネルギーを加えてやると、周囲組織を傷つけずに狙った構造物だけを焼灼することができる。」ということです。
実際には、照射から熱緩和時間経過後には、ターゲットは中心温度が半分になるまで放熱を行っているわけですが、ここでは上のように簡潔に考えて進めていきます。(そこまでの放熱では周囲組織はダメージを受けないとされている為)

 例えば、皮膚内のメラニンだけを選択的に破壊する場合を考えます。 メラニンの熱緩和時間は、約5 0 nsecとなっています。 そこで、5 0 nsec以下の短いパルス幅だけ、レーザーを照射し、メラニンの破壊に十分なエネルギーを与えます。
そうすると、メラニンは周囲に対して熱を放熱する隙もなく、温度上昇して、破壊されてしまうので、周囲の組織が傷つくことなく、シミやアザが消えてしまうのです。(グラフ3)
事実、茶色のアザ(メラノサイトーシス)は、各種のQスイッチレーザーと呼ばれる、パルス幅(照射時間)の短い(5〜2 5 nsec)レーザーで、茶アザ、黒アザの治療が行われ、現在、良好な臨床成績を治めているのは、ご周知の通りです。
 さて、Grossmanによれば、毛根の直径は200〜300μmで、熱緩和時間は、40〜100msecとなっています。 それでは、単に40msecのパルス幅で照射すれば、毛根だけを選択的に焼灼する事が出来るのでしょうか?

 レーザー脱毛は、メラニンをレーザーエネルギー吸収の1次的なターゲットとしていますが、レーザー光でメラニンを破壊するのではなく、メラニンからの放熱を利用して、毛根に対し熱損傷を加えることに基づいています。
従って、メラニンが壊れないくらい、ピークパワーの低いレーザー光(弱い光)で、エネルギーをゆっくり与える必要があります。

ここで、先ほどの熱緩和時間のところの説明を思い出して下さい。
今回、メラニンには、ピークパワーの低ぃレーザー光(弱い光)をあてて、前述のようにヽ照射開始から約50nsec後に、周囲組織への放熱を開始してもらい、熱凝固せずに、レーザー光を吸収しては放熱をおこなうという、光を熱に変える仲介役となってもらいます。(グラフ4)
上皮にあるメラニンは上皮にも熱を伝速します。 上皮はまず熱を蓄熱し、次第に温度が上昇してぃきます。 上皮の熱緩和時間は、3〜10 msec と計算されてぃますので、照射開始から3〜10msec後には放熱を開始して、温度の上昇速度がゆるやかになることになりますが、それまでに、たっぷりメラニンからの放熱を受けてしまっては、火傷、もしくは損傷してしまぃます。(グラフ5)
上皮にダメージを与えない条件としては、前述の上皮の熱緩和時間以内に、上皮を破壊するだけの熱エネルギーを与えてはいけないということです。
それでは、出来るだけゆっくりと低いパワー(弱い光)の熱エネルギーを与えればぃぃのかとぃうと、そうでもありません。
そもそも、この治療の目的は、毛根を焼くことなのですから、毛根の熱緩和時間である40msec以内に、毛根にはダメージを与えなければならないのです。 これを過ぎても、のんびり低いパワーで照射してぃると、毛根が周囲組織に放熱を開始し、毛根自体は暖まっていかないため、毛根の治療が出来ません。
ピークパワーを下げるのはぃぃが、毛根を焼くのに十分なエネルギー量を、40msec以内に、メラニンからの放熱によって与えてやることが必要なのです。 また、毛根は上皮より大きいので、焼灼するのに大きな熱量が必要です。 つまり、上皮には、放熱して冷えてもらわないと、毛根よりも先にダメージがきてしまいます。
従って、上皮に影響を与えずに、40msec以内に、上皮より大きな毛根を焼くということを考えると、上皮が放熱を開始する3 msec以上、かつ毛根が放熱を始めてしまう40 msec以下のパルス幅の中に、毛根を焼き、上皮を守る選択的治療が出来る理想的なパル久幅があるはずなのです。(グラフ6) 加えて、上皮にダメージを与えないように、(上皮の冷却速度を超えてエネルギーを与えないように)照射エネルギー量を、上皮のメラニンの密度によって、適正に選択する必要があると考えられます。 Grossmanは、論文の中で多少のマージンをとって、理想のパルス幅を10〜50msecと記しています。                                      
最後に、Grossmanは、論文のDiscussionの中でこのような理論を展開しており、これが臨床結果に基づくものではないことをお断りしておきます。 今後、先生方の実臨床の場で、実際の効果や新しい事実が明らかになっていき、いつの日か、脱毛レーザーが世に広まることを願って、終わりの言葉といたします。

   参考文献                 
1)Ander8on RR, Selective photothermoly8i8: precise microsugery by selective absorption of pulsed radiation: Science 1983; 220: 524-7
2)Melanie C. Grossman,Damage to hair丘)lhdes by normal mode ruby laser pulses. J Am Acad Dermato1 1996; 35:889-94
3)Anderson RR, The optics of human skin.:J lnvest Dermatol, 1981;77:13-9




脱毛のための基礎知識(1)選択的光熱治療(Selective  Photothermolysis)
by 院長

レーザー脱毛を行うにあたって非常に重要な事柄がいくつかあります。その中でも最も重要な事柄が
 (選択的光熱治療(Selective  Photothermolysis)
という理論です。レーザー脱毛が現在のように普通におこなわれるようになったのには、この理論抜きには考えられないでしょう。ところが、一部のメーカーやドクターは無知のせいなのか、あるいは思い込みのせいかわかりませんが、この理論を理解していないひとが多いで愕然とすることがあります。これからレーザー脱毛をしたいと思われる方は是非このブログを読んでください。そして、この理論に合致したレーザー脱毛機を有するクリニックを選んでください。文献を載せておきますので参考にしてください。


1983年にハーバード大学のRox Anderson ら1)が選択的光熱治療(Selective  Photothermolysis)の理論を発表し、これに基づいて、1996年にMelanie Grossnlan2)、 (Andersonのグループ)が、毛根を選択的に治療する可能性を示唆しています。

レーザー光による脱毛は、1発の照射で直径10mmのスポット(円)の中にある活動期の毛根をすべて治療できますので、電気脱毛に比べ、とても早く治療でき、また、痛みも少ないと言われています。 しかし、レーザー光はスポット内の皮膚全体に照射されますので、スポット内の毛根のみを選択的に焼灼し、上皮や周囲組織にダメージを与えないことが大変重要となってきます。
では、どうすれば、レーザーがそのような選択性をもつのでしょうか?
図1は、皮膚の断面図です。 毛根は透明で、直径200〜300μm程の円筒形であり、周囲に茶色のメラニンが多く集まっています。 また、毛そのものにも、メラニンはよく合まれています。 脱毛レーザーのレーザー光は、メラニンによく吸収され、周囲組織には、直接、影響しない波長を選んでいます。 メラニンに吸収されたレーザー光の熱エネルギーはやがて、毛根部へ放熱され、毛根を焼灼する事になります。しかし、問題が1つあります。 図1を見ておわかりのように、メラニンは上皮(表皮)にも含まれているのです。 特に東洋人は白人に比べて、肌の色が濃いので、これでは上皮も一緒に焼いてしまい、脱毛は出来ても、その部分に火傷を負うことになるかもしれません。

ここでハーバード大学のSelective Photothermolysis の理論が登場します。この論文は、2つのパートから成り立っています。                  
1つ目は、レーザー光の波長を選ぶことによって、光の吸収特性や浸透性を利用して、治療したいターゲットヘの選択性を持たせるものです。
 毛根治療の場合、上述したようにメラニンをレーザー光を吸収させる第一のターゲットとしています。 グラフ1の吸収曲線を見るとメラニンは、波長に対して右下がりの吸収特性を特ちます。 
つまり、波長が長くなると、メラニンに釧又されづらくなるわけです。 では、グラフの左側、つまり波長の短いレーザー光の方が、メラニンによく吸収されるので、良いのかというと、実はそうでもありません。 
メラニンに吸収され過ぎると、図1を見るとおわかりのように、表皮のメ ランに多く吸収されて、深部にある毛根まで光がとどかないと言う問題が生じます。
結果として、上皮は火傷となり、毛根には全く影響を与えることが出来ません。
 そうかと言って、極端に長い波長を選んでも、すべてのメラニンに吸収されにくくなり、狙っている効果が期待できません。
  例えば、多くのメーカーが脱毛レーザーに採用しているルビーレーザー光(694nm)の場合、 Grossman 2)らの報告によると、真皮まで到達する光は、わずかに15%程度とされています。 
また、Andersonらが光が皮膚にあたったときの特性を詳しく調べたところ3)、波長が短くなるにつれて、光の散乱(scattering)が大きくなり、皮膚深部へ浸透(penetration)していかないことが分かっています。 従って、脱毛に適した波長は長すぎず、短すぎずと、少し曖昧な範囲で規定されます。 
ここで皮膚のメラニンの分布状況をもう一度、振り返ってみましょう。 メラニンは上皮、 毛根と毛穴に沿って分布していますが、分布密度はどうでしょう?
 実は、表皮よりも毛根部の方が密度がはるかに高く、吸収される光エネルギー量が多くなります。 従って、表皮のメラニンの壁さえ、通り抜けてしまえば、光エネルギーは毛根に非 常に吸収されやすくなるわけです。
 ここにメラニン密度の差を利用した、毛根への選択性が存在します。  

例えば、アレキサンドライト光(755nm)は、ルビーの約半分の吸収率(グラフの紋帖は対数)ですので、ルビーより表皮を通過してくる光が多く、上述しましたように、一旦表皮を通り抜けた光は、メラニン密度の濃い毛根周囲により多く吸収されます。
また、図2のように、毛根周囲の毛乳面部には毛細血管が入っています。 アレキサンドライト光は、グラフ1のようにヘモグロビンにも吸収されますので、この毛細血管を熱でつぶし、毛根への酸素の供給を絶つ効果が考えられます。



2007年 5月 18日 (金) 18:09


瞼板法では粘膜面に糸が露出します。
by 院長

10年前に他院にて、瞼板法による二重をした患者です。10年たってもいまだに糸が見えます。当然違和感が強く、特にハードコンタクトをしている人は、何時までたっても異物感がぬけません。瞼板法は、手技としては、非常に簡単です。美容外科をならうドクターが真っ先に教えられる入門的な手術とされております。ところが、患者の側からすると、この手術は腫れ、出血が強く、違和感が強いので嫌がられております。瞼板は硬く、元に戻そうとする復元力が強いので、ラインも直ぐに取れることが多いのです。また、このようにいつまでも糸がみえるので、瞼をひっくり返すと直ぐ分かります。当院では、以上の理由で瞼板法を採用しておりません。他院にて埋没法をした方は、是非瞼をひっくり返して鏡で確認してみてください。



2007年 4月 19日 (木) 16:11


ワキガ多汗の治療として切開法はやめたほうがいいです。
by 院長

ワキガ多汗の手術法として、切開法を勧めるクリニックも多いと思います。しかしながら、この術式は止めた方がいいと思います。何より傷がひどすぎます。先日も某クリニックでこの方法で手術をなされた方が来院されました。すごい傷でした。しかも、毛も大部分残っていて、治療効果がないことが分かりました。まさしく踏んだり蹴ったりの状態です。もうわきを出して歩けないと泣いておりました。少しくらいの傷であれば、切除やフラクセルで目立たなくさせることは可能ですが、それが無理なくらいの傷です。ワキガ多汗は病気ではありません。あくまでも異性を引き付けるフェロモンが、他の人より少し強いだけだと考えて下さればいいと思います。本当に不思議なことですが、その体臭が好きな人がこの広い世の中には必ずいるのです。このブログをお読みになった皆さんは、切開法だけは受けないように気をつけてください。




フラクセルがこんなに効くのに、副作用がすくないわけ
by 院長

お勧めする治療として、フラクセルがあります。フラクセルは、古い皮膚を新しい皮膚におきかえて、『ベビースキン』を作るというふれこみです。これだけだと、皆さんは「うそっぽい」と思われると思います。あるいは、宣伝過剰で信用できないと判断する方もおられると思います。ところが、私はレーザー照射後の組織像を一目みただけで、この機械は非常に画期的で、レーザー治療の歴史に残る機械であると認識できました。幅が約0.1mm、深さ約0.3mmの照射痕、MTZが全ての効果と副作用の少なさを物語っております。フラクセルがどうして毛穴の開き、ニキビ跡の治療にあんなに効果的なのか?どうしてフラクセルでシワ、たるみが治せるのか?どうしてフラクセルはその日から洗顔、化粧が可能なのか?これらの疑問の全てがあの組織像1枚から確信を持って答えられるのです。このように、科学的見地に立った最新、最適な美容医療を皆様に御提供できるのが仙台院であると自負しております。



2007年 2月 6日 (火) 11:37


フラクセルと従来のレーザーの違い
by 院長

全く新しい革新的なレーザー、フラクセルが仙台院に導入されております。このレーザーは、これまでのレーザーと違って、肌を若返らせる力が強く、「ベビースキン」のような「毛穴のない」スベスベの肌に「古い皮膚を置き換え」ていきます。勿論、しみ、くすみは勿論、目の下のクマ、傷跡修正、毛穴の開き、ニキビ後なども治療できます。



車の修理に例えると、これまでの治療は、ドアの塗装に傷がつくと塗料を塗り替える、へっこみができた場合には、ハンマーで打ち直すという治療でした。つまり、「ターゲットの病変のみを破壊治療」するという原理でした。フラクセルは、傷、へっこみのついたドアごと取り替える言う治療です。つまり、「ターゲットの病変も含めた古い皮膚自体を取り替える」と言う治療です。



2007年 1月 6日 (土) 19:05


あけましておめでとうございます。
by 院長

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今日沖縄から帰って来ました。2日の夜東京から出発して、3泊4日でした。2日はゴルフでした。なんと沖縄では半そで半ズボンでした。朝はさすがにひんやりしましたが、午後からは汗をかいてしまいました。ゴルフ場も非常にバブリーで、これまで行ったゴルフ場のどれよりも立派なクラブハウスでした。帰りの車は冷房入りでした。あまりの気候の違いに体調が悪くなりそうです。



2006年 12月 9日 (土) 10:01


最近急に寒くなりました。
by 院長

最近、急に寒くなりました。昨日も、スタッフが一人風邪を引いてしまいました。そして、内科に行って注射してもらうんだといいます。病院のスタッフでも風邪の対処を間違って覚えております。注射したり、抗生物質をのんでも風邪のウイルスを殺すことはできません。むしろ逆効果の場合が多いことが分かっております。なぜ、風邪を引くと熱がでるのかというと、これは体の防衛本能なのです。体温が上がると、ウイルスの増殖が抑制されます。せっかく上昇した体温を薬で下げてしまうと、返ってウイルスの増殖を許してしまいます。勿論、頭を氷で冷やすことは脳症を防ぐ意味で重要ですが、熱さましで体温を下げてはいけません。また、抗生物質は全くウイルスには効果ありません。むしろ、体の常在菌をころしてしまい、いざというとき抗生物質が全く効かない菌を増やしてしまいます。

何よりまず睡眠、消化のよい食事、そして暖かくしていることぐらいです。寝れないのであれば数日間睡眠剤を飲むのもいいでしょう。仕事を忘れて、とにかく寝ることです。風邪の引き始めのころは、もし、その原因がインフルエンザなら、タミフルという抗ウイルス剤があります。初期でないと効かないので、すばやく飲むことです。寒気がしてから、翌日病院に行こうと考えると遅くなりがちです。できれば、この薬を手元に確保しておいて、危ないと思ったときにとりあえず飲むといいと思います。もっとも、一番いいのは、冬の間、部屋を暖かくし、決して寒い思いをしないのが、免疫力を保つ秘訣だと思います。



2006年 9月 10日 (日) 12:29


ちょっと肥満が最も長生き
by 院長

脂肪吸引を御希望する患者さんの殆どは、やや肥満から肥満に分類される人が多いようです。でも、健康のことを考えると、少し肥満の方が良いということは、昔からよく指摘されてきたことです。今回、ランセットという超有名な英国医学誌に肥満と心疾患、死亡率との関係を調べた研究が発表されました。何と25万人を調べたといいますから、信用して良いと思います。この研究でも同様に、ちょっと肥満の人が最も長生きであることが示されております。面白いのは、かなりの肥満の人より、痩せている人が短命であり、また、心疾患で死亡することが多いことが示されたことです。

BMIは肥満の指標に不適切:総死亡や冠疾患死と相関せず
肥満の指標として汎用されているBMI(Body Mass Index)だが、冠疾患患者の総死亡や心疾患死亡リスクとの間に関連性はないようだ。Lancet誌8月19日号に報告された。米国の研究グループは、冠動脈疾患患者を6ヵ月以上水関市、体重または肥満指標に基づき総死亡率と心疾患イベントのリスクを評価した40件のコホート研究を船室氏、メタ解析を行った(対象者25万152人、追跡期間中央値3.8年)。BMIに基づく肥満度で冠動脈疾患患者を低体重、正常、過体重、肥満、過度の肥満の5群に分類。総死亡、心疾患死亡、新血管イベントのリスクについて比較したところ、低体重群は正常群に比べ総死亡の相対リスクが有意に高く(1.37、1.32〜1.43)、新血管死亡リスクも高かった。総死亡リスクが最も低かったのは過体重群の患者で、心血管死亡リスクも低い傾向だった。肥満群についてみても、総死亡や心血管死亡のリスク上昇は見られなかった。著者らは、BMIが体脂肪料と筋肉量を区別できないことが、こうした結果をもたらしている可能性を指摘し、体脂肪率や体脂肪分布などを指標として、肥満度とアウトカムの関係を調べる必要があると述べている。(Romero-Corral A et al. Lancet. 2006;368:666-78)



2006年 9月 9日 (土) 11:42


Xeoによる赤ら顔の治療
by 院長

XEOによる赤ら顔の治療

実際の手順
1)赤ら顔の部分をよく見てみると、細かい血管が浮いてみえます。表皮に近い血管は、直接みることができますが、深部の拡張した血管は、境界不鮮明なボーとした赤となります。
2)ここにXeoを照射します。
3)たった一度の照射で拡張した血管が消失しました。かさぶたは出来ません。
4)照射後、Cooling Deviceで皮膚を冷却します。

解説
赤ら顔の治療でカンセリングを御希望の方に、ビデオをお見せしております。このビデオでは、小血管が消失していく様子が鮮明に記録されております。レーザーを照射した後、新しく開発されたCooling Deviceで皮膚を冷却しております。皮膚が殆どダメージを受けていないことがわかると思います。少し前までは、血管病変の治療というと、ロングパルス・ダイレーザーが主体でした。このレーザーは、波長が短いので、大部分のエネルギーが皮膚の表層に吸収されておりました。その結果、皮膚は真っ黒に焼けただれ、火傷の跡や色素沈着、色素消失などが頻繁に出現しました。実際の治療をビデオで見ると、いかにロングパルス・YAG(XEO)がいかに優れているかが、実感できると思います。




フォトフェーシャルやオーロラは赤ら顔の治療に向きません。
by 院長

フォトフェーシャルやオーロラなどのIPL治療器は、単波長であるレーザーとは異なり、多種多様の散乱光を発します。勿論、血管病変の治療に有効な530−600nmの波長や1000−1100nmの波長も含まれてはおりますが、全体の数パーセントにすぎません。
ロングパルス・ダイレーザーやロングパルス・YAGが100%血管病変に有効なエネルギーを発するのに比較すると、数パーセントしか血管病変に有効な成分が含まれていないのが理解できると思います。また、散乱光は直進性が悪く、そのためなかなか深部まで達しません。したがって、IPL治療器は、治療効果が非常に悪く赤ら顔の治療には向かないと断言していいとおもいます。



2006年 9月 1日 (金) 10:18


はげの治療に大きな可能性がでてきました。
by 院長

これまでのはげの治療としては、植毛手術、ミノキシジル、プロペチアなどがありました。しかし、何れも根本的な解決にはなっておりません。植毛手術は、かつらと違って、ズレ落ちることはなく、人工植毛のような皮膚の化膿、瘢痕形成などもなく、現在のところ非常に優れた治療法です。しかし、毛を移植するだけなので、頭全体の毛の数を増やすわけではありません。ミノキシジル、プロペチアも全ての人に有効なのではなく、また、一生のみ続けなければなりません。発毛自体のメカニズムがよくわかっていないので、それに対する根本的な解決策がないのです。最近、この発毛のメカニズムをつかさどる遺伝子が解明されました。これから数年のうちにこの分野で大きな進歩が期待できると思います。


はげの治療に大きな前進か=英の研究チーム


【ロンドン30日】英マンチェスター大学のチームが、遺伝性のはげの治療の研究で、細胞に毛を生やすように指令するタンパク質コード(遺伝暗号)を発見したと明らかにした。ハツカネズミを使った実験で、この遺伝暗号を通常よりも多くの細胞に送り込むことによって、ネズミの毛が多く生える結果が得られた。人間にも応用が利く可能性があるという。
 研究の責任者は、人間の胎児期の生育過程で、肌の細胞は毛嚢(もうのう)、汗腺、歯や爪といった他のタイプの細胞に変化することが可能だと指摘した上で、「どの細胞が毛嚢に変化するかは、我々の遺伝子が生み出す3種類のタンパク質によって決定される」と語った。
 同責任者は「我々は研究で、胎児の肌が形成される過程で、これらのタンパク質のうちの1つが、細胞の外部で働きながら、個人の毛のパターンを決定するために、分子レベルでどのように相互作用を促しているかを突き止めた」と話した。
〔AFP=時事〕



2006年 8月 27日 (日) 18:26


ヒアルロン酸のキープ
by 院長

ヒアルロン酸が使い切らない場合、それを冷蔵庫に保管し、注入したヒアルロン酸が吸収されてから、これを再注入する美容外科もあります。いわゆるヒアルロン酸のキープサービスです。しかしながら、これはお勧めできません。当たり前のことですが、ヒアルロン酸には保存剤が入っておりません。もし、保存剤が入ったものを人体に注入すると、そこの皮膚が壊死を起こしてしまいます。例え間違って、血管に注入されても安全なものでなければならないからです。保存剤が入っていないので、当然いったん封を切ると、当然、空気中の細菌やカビが浸入してまいります。特に、カビが厄介です。きっちり蓋をしても、静かに増殖していきます。黒カビなら、注入の前に発見することは可能ですが、多くのカビは肉眼では見づらいので、そのまま注入してしまいます。幸いなことに、健康な人では、免疫力があり、大事にいたらないことが多いのですが、たまに化膿したり、発赤、腫脹、痛みなどの症状がでることもあるでしょう。1週間前に封を開けた牛乳を飲む人はいないと思います。ましてや、それを皮膚に注入しようとは思わないでしょう。ヒアルロン酸のキープは、それと同様に不衛生で、危険であると認識すべきです。



2006年 8月 25日 (金) 10:25


へその形成
by 院長

時々へその形成で来院なさる患者がおります。勿論、大部分は、出べそですが、時には細長いへそにしてくれと言ってくる患者もおります。出べその原因は、へそに出来た過剰な瘢痕組織です。これが表面の皮膚を盛り上げているのです。触ってみると、固い感触がしますが、これはこの瘢痕組織のせいです。したがって、手術としては、この瘢痕組織を取り除き、きれいなくぼみを作ることが必要になります。通常、この隆起している部分をV字、あるいはU字に切開します。そして皮下を剥離していきます。癒着の強い部分では丁寧に剥離しないと、皮膚を傷つけてしまうことがあります。へそ全体に亘ってかなり広範に剥離しないと、綺麗な窪みができません。剥離後、瘢痕組織を少しずつ切除していきます。当院では、エルマン社のエンパイアという髪の毛くらいの細い電気メスを使用します。この方が出血が少なく、切れ味もシャープです。綺麗な窪みが出来ているかは、時々皮膚を元の位置に戻して確認を行います。十分な形が整ってきたと判断したならば、皮膚の縫合に移ります。丁度、袋を反対側に膨らませる形で行います。真皮縫合を確りと行ない、傷が開かないようにします。縫合が終了したら、突出した袋状の皮膚をへその窪みに合わせて反転させ、押し下げていきます。きっちり窪みに皮膚を押し当て、小球状にしたガーゼを詰め込み、固定糸で動かないようにします。固定糸で2週間ほど確りと押さえつける必要があります。この手術の注意点は、出べその部分の皮膚をそのまま切除してはいけないという点です。他院ではよくこのようなアンチョコな手術をしております。皮膚を含めて切除してしまうと、皮膚が足りなくなり、窪みのない変なへそになってしまいます。十分な窪みを作るには、多少時間がかかっても、綺麗な袋ができるように皮膚を形成する必要があります。



2006年 8月 22日 (火) 15:22


鼻の他院修正:L型プロテーゼと骨膜剥離
by 院長

先日も、他院のL型プロテーゼの修正手術をおこないました。自医院のいいところだけ話しているようですが、L型プロテーゼだけは本当に止めた方が良いと思います。特に、骨膜剥離をせず、圧迫固定を十分に行わない美容外科は避けた方が絶対に良いと思います。この患者さんも他院が安いということだけで選んだとのことですが、お金をドブに捨てたようなものです。いや、捨てるだけだと体は痛みませんが、修正手術となると、初回の手術の何倍も難しくなります。この方も鼻筋がぐらぐらしておりました。これは、骨膜をよく剥離せず、皮下にそのまま埋没させることで起こります。そのため、プロテーゼと骨との間に軟部組織が浸入し、プロテーゼが皮下に遊離した状態になっているのです。きっちり骨膜下に固定できていると、他人が触ってもなかなかわかりませんが、これだと誰が触っても直ぐ何か入っているのがわかります。まず、きっちりと骨膜を剥離して、確りと固定してくれる医院を選んでください。また、骨膜剥離を確りしていないと、固定が悪いので、直ぐ曲がってしまいます。特に、L型は、鼻先まで来ているので、曲がり易く、鼻先の形も不自然になります。この方も鼻先が不自然な感じでした。麻酔をして、皮下を剥離していくと、鼻先周囲で非常に強い癒着がおこっており、なかなか剥離できませんでした。これは、鼻先の固定圧迫を確りしていなかったので、瘢痕組織が広範囲に形成されたのだと思います。このため、鼻先が不自然になっていたのだとわかりました。眉間の方まで剥離を丁寧におこない、プロテーゼを摘出しました。随分長く、大きなプロテーゼでした。このため、ウルトラマンのようなイメージが形成されていたことがわかりました。あまり計測をせずにこのような大きすぎるものを入れていたのでしょう。骨膜をよく剥離し、大鼻翼軟骨の摘出に移りました。大鼻翼軟骨は、鼻先から小鼻に広がる大きな軟骨で、鼻の外見を決定する最も重要な軟骨です。特に、粘膜との剥離が難しいのですが、できるだけ微細なハサミで丁寧に剥離していきます。このかたは、鼻先周囲に大きな瘢痕の形成があり、時間がかかってしまいました。大鼻翼軟骨を整形し、摘出した大鼻翼軟骨の一部は、三層に糸で固定します。これでやっと鼻尖形成の準備完了です。計測し、トリミングしたI型プロテーゼを挿入します。きっちり先端が目頭を結ぶラインと眉間の3分の2の高さに来るようにしなければなりません。このような微細な調整は、やはりI型でなければ無理です。曲がりや位置のズレがないかを確認した後、テープで固定します。プロテーゼが動かないようにするのは当然ですが、骨との間に隙間があると、例え骨膜の剥離が完全でも軟部組織の浸入を許してしまいます。また、剥離の後の空間(死空といいます)にも軟部組織が浸入し、太い鼻筋となってしまいます。よく、他院での隆鼻の手術でこのような太い鼻筋の患者さんをみかけます。「うちは手術がうまいので腫れが少なく、圧迫がいりません。」と広告していたら、信用しない方が良いと思います。むしろ圧迫固定を確りしてくれる医院が良心的で医療をよく知っていると考えて間違いないと思います。プロテーゼ挿入後、形成した自家軟骨を鼻先に移植し、固定します。その後、縫合、固定を行ない完成です。I型プロテーゼによる隆鼻手術、大鼻翼軟骨の自家移植による鼻尖形成、小鼻形成手術です。何もこんな難しい修正手術をするのであれば、最初からうちにきてください。最悪でも、骨膜剥離のないL型プロテーゼは止めましょう。これが私の提案です。



2006年 1月 9日 (月) 10:46


あけましておめでとうございます。
by 院長

2006年、明けましておめでとうございます。今年は、株価もボーナスもあがり、いい年になりそうです。共立美容外科仙台院も、去年以上に、贔屓にしてくださる皆様を大切にして、ますます発展していきたいと思います。懇切なカンセリングと丁寧な手術をこころがけ、まじめに皆様の期待に応えて行きたいと思います。今年も共立美容外科仙台院をよろしくお願いします。



2005年 12月 13日 (火) 09:31


胸部X線による検診について
by 院長

皆さんは、職場において毎年胸部X線による健康診断が義務付けられているのはご存知のことと思います。しかし、この検診による被爆量は、原子力発電所で1年働いて被爆するのものを上回るものであり、決して無視できないものです。また、この検診で被爆する人は毎年何百万人におよび、たとえ一人一人の被爆量としてはたいしたものではなくても、国民全体に及ぼす影響ははかりしれないものがあります。私はずっとこの胸部X線による検査について疑問に思っておりました。最近読んだ新聞にこの問題に関する記事がありましたので、載せておきます。皆さんもこの検診に置ける功罪について考えてほしいと思います。

<胸部X線>健康診断で廃止検討、有効性に疑問 厚労省

 胸の病気の早期発見を名目に毎年1回、職場の健康診断で実施されている胸のエックス線検査について、厚生労働省は法的義務付け廃止の検討に入った。検査の有効性を示す証拠がないためだ。すでに専門家による検討会(座長・工藤翔二日本医大教授)を設置しており、結論次第で来年度にも廃止する。しかし廃止で1000億円規模の影響が出るとみられる業界は、検討会で「有効だとの証拠はないが、有効でないとの立証もない」と猛反発。日本医師会の委員も同調しており、最終調整は難航しそうだ。
 エックス線検査は労働安全衛生法の規則が定める職場健診の1項目。同法は72年の施行以来、事業者に対し年1回の実施、労働者には受診を義務付けており、罰則もある。受診対象者は現在、約5900万人に上る。
 結核予防法も年1回の検査を義務付けていたが今年4月に義務は廃止された。見つかる結核患者が受診者1万人に1人未満と少なく、発見の利益よりエックス線被ばくの害が心配されるためだ。
 同省は当初、労働安全衛生法での義務も同時に廃止する考えだった。同省の阿部重一・労働衛生課長は今年1月、業界団体の「全国労働衛生団体連合会」(事務局・東京都港区)の幹部らに「4月から廃止したい」と明言。だが連合会の反対などで4月の廃止を見送り、検討会を設置した。
 検討会では矢野栄二委員(帝京大医学部教授=公衆衛生学)が、職場健診での肺がんの発見率は低く見落としが多い▽他の病気も検査以前に症状が出るなどで健診で探す意義は薄い▽エックス線被ばくの影響で発がんする人が延べ数万回から10万回の受診に1人出ると推計される――と指摘。利益と危険のバランスを考え、義務を廃して特に必要な人だけを検査すべきだと主張している。
 一方、連合会副会長の柚木孝士委員は、検討会に出した資料で「(個々の病気の発見法としては)優れた検査法とする根拠は乏しい」と認めながら「有効性が低いとする根拠は確立されていない」と存続を訴えている。
 職場健診の費用は全国で年間3000億円から4000億円と推定される。連合会の梶川清専務理事は「廃止は健診料金の大幅値下げや受診者の急減につながりかねず、死活問題だ」と言う。
 阿部課長は「従来は、とにかく検査するのは良いことだとやってきたが、今は有効性の証拠が求められる時代だ」と話している。【高木昭午】
(毎日新聞) - 7月17日3時3分更新



2005年 11月 16日 (水) 19:05


タイタン、フラクセルなどの最新設備
by 院長

これまでは、しわ、たるみの治療というと、手術が殆どでした。しかしながら、最近では、切らずに手術に匹敵するほどのかなり良い成果を上げることができるようになりました。これまで発表された機器としては、以下のものがあります。

1)タイタン&ジェネシス
2)サーマクール
3)フラクセル

1)タイタン&ジェネシスは、クテラ社が社運をかけて発表した最新のシワ取りレーザーです。現在、この分野では、全米第一位のベストセラーという実績と人気を誇っております。タイタンは、非常に長い波長を出すチップを皮膚に直接接触させ、冷やしながら照射を行い、熱くなったところで冷却を行います。30−50J程度のエネルギーを放出するので、真皮上層においてコラーゲンの変性が起こります。その治癒の過程を通して、コラーゲンの増生と再編が行われ、シワ、たるみの治療が可能となります。サーマクールに比べ、痛みが少なく、皮膚の美白効果も同時に達成されるといわれております。

2)サーマクール:RF(電気)を用いたシワ、たるみの治療器です。現在、日本では非常に人気があり、ライバルであるタイタンを上回っております。RFは電気なので、深部組織への浸透性がよく、皮膚の真皮を越えて脂肪層まで達します。多くの人が治療効果を実感できますが、何より非常に痛いのが欠点です。美肌効果は期待できず、他のIPL機械やレーザーと組み合わせる必要があります。

3)フラクセル:レーザー治療分野の歴史に残る画期的な機械と期待されております。これまでのレーザー治療は、皮膚に存在するターゲット(シミであればメラニン顆粒、シワ取りであればコラーゲン)を破壊することで効果を上げてきました。これに対してフラクセルは、皮膚自体を新しい皮膚に置き換えるという発想です。針の先ほどの極細いレーザー光を何千発も照射します。その光に照射された部分は皮膚が変性します。この古い皮膚は約1週間前後で新しい皮膚に置換されていきます。この操作を3−5回繰り返すことで、顔全体の古い皮膚自体が新しい皮膚と置換されていくのです。そのためシワまみれの老人の皮膚が、赤ちゃんのような弾力のある若い肌に生まれ変わるのです。この発想の卓越したところは、変性した皮膚の周囲にはダメージを受けていない健康な皮膚を存在させるということです。そのため皮膚の新旧の置換がスムーズに進み、日常生活に支障が全くないということです。これまでもCO2レーザーなどで皮膚を薄く焼き払い、新しい皮膚と置換させるということは行われてきました。しかし、この治療法は白人においては有効であっても、有色人種ではひどい色素沈着や瘢痕の形成を起こすので広く広まることはなかったのです。フラクセルの誕生において、初めてコンスタントなレーザー・リサーフェシングが可能となったのです。



2005年 11月 8日 (火) 11:54


目頭切開の傷が気になります。
by 院長

目頭切開をしたいのですが、傷が気になりますとの質問が多く寄せられます。共立美容外科仙台院では、幅が広い平行型の二重を、傷を目立たなくさせる方法で作成できます。


他院では、通常、正面から見たときに「く」の字形の切開を行います(左目の場合)。この方法だと傷が正面からわかり易く、また、傷も開き易いのです。共立では、「W」を右に90度回転させた切開を施します(左目の場合)。この方法では、瞼の張力に対して約60度の角度で接しているのでよく伸展し、傷口が開きにくく、かつ、正面から見たときに、傷が前後方向にあるので殆どわかりません。是非、HPの写真を参照してください。




共立美容外科仙台院の二重は、腫れが少なく、とれにくいわけ
by 院長

共立の二重は、腫れが少なく、取れにくいとのことですが、それはどうしてでしょうか?

手術自体を工夫しているからです。
瞼をひっくり返しても、紙のように丸めることはできません。これは、瞼の中に厚く硬い繊維性の板があるからです。これを瞼板といいます。

他院では、この瞼板を通して糸を結びます。これを瞼板法といいます。瞼板法の利点は、手術がやさしいことにあります。糸の張力の加減がいらず、ただ強く結べばいいだけなので、若いドクターの入門手術とされております。ただし、この手術は、欠点が非常に多い手術です。
1)瞼板は硬いので、太い針が必要であり、止まり難いので強く結ぶ必要があります。このため瞼板が変形し、違和感が強く出でます。瞼をひっくり返してみると、瞼板が変形しているのが直ぐわかります。
2)瞼板は、血管が多く、出血が多くなります。しばしば、お岩さんのように瞼が真っ黒になります。
3)強く結ぶため、組織が圧迫され、非常に腫れた二重となります。まず、1週間は、人に会うのが嫌になります。
4)糸は、瞼板の粘膜に露出します。そのため、眼科に行くと糸が瞼板に露出しているので、直ぐ手術がわかってしまします。

共立の二重は、この瞼板の上方の挙筋から糸を通します。この部位は、軟らかいので、細い針で通し、ゆるくとめることができます。そのため、瞼板の変形は少なく、出血も少なくなります。糸は1本ですが、縫い合わせることで通常3−4点で固定します。したがって、ラインも取れにくいのです。通常、瞼をひっくり返してもわかりません。だから、眼科の先生がびっくりします。ただし、この方法は、緩める程度が難しいので、高い技術が必要です。




共立美容外科仙台院の二重の特徴
by 院長

共立の埋没法の特徴
他院の多くは、「瞼板法」といわれる術式を採用しております。これに対して、共立美容外科仙台院では、「挙筋法」という術式を用いて二重を作ります。

瞼をひっくり返して丸めようとしても、あかんべーの状態にしかできません。これは瞼の中に硬い繊維性の組織である「瞼板」が存在するからです。他院では、この瞼板の部分を通して糸を結びます。硬い組織を通すので、1」太い針が必要です。
2」痛いので、麻酔が多量に必要です。
3」硬い組織に瞼の皮膚を固定するので、おもいっきり縛る必要があります。そのため、お岩さんのように腫れてしまうのです。
4」また、硬い瞼板組織は糸の力より強く、二重のラインがとれやすいのです。
5」瞼板が変形し、違和感が強いのも患者のクレームとしては多いのです。それでも、未熟な医師でも簡単に出来る手術なので、多くの美容外科ではこの方法を採用するしかないのです。また、瞼板法では、
6」糸が瞼板に露出するので、眼科では整形手術をしたことがすぐにわかります。

共立の二重は、瞼板の上部の挙筋を通して糸を結びます。挙筋は、やわらかいので、
1」極細の針で十分です。
2」この部位は痛みが少ないので、極少量の麻酔液で十分です。
3」やわらかい組織に瞼の皮膚を固定するので、多少ゆるくても十分にとまります。
4」瞼板を通さないので、瞼板の変形がなく、違和感はほとんどありません。また、
5」眼科にいっても、殆どきづかれることはありません。以上の理由で、腫れが非常に少なく、ラインがしっかりとでる綺麗な二重が可能となったのです。ただし、この手術は、技術的に難しいので、ベテランの医師しか使いこなせません。




目頭切開について
by 院長

目頭切開について
蒙古ヒダの発達しているしている人で、どうしても平行型の二重を作りたい場合には、目頭切開をすることになります。蒙古ヒダの発達している人は、蒙古ヒダが皮膚を下に引っ張る力が強く、幅の広い二重は作りにくいのです。

無理して、蒙古ヒダが作るラインよりも上の二重を作ると、1)三重になったり、2)浅く短くなったり、3)厚ぼったくなったりします。

目頭切開の注意点は、1)1週間は仕事を休む覚悟で手術を受けること。2)傷は、3−4ミリ程で目立たないのですが、ゼロではありません。3)あまりに厚い瞼の場合には、瞼の脂肪をとる手術と組みやせたほうがいいと思います。手術は、15分から30分ほどで終わります。麻酔するときに、って多少をチクとしますが、歯医者に行ったときの3分の一程度の痛みと考えてください。

手術は、15分から30分ほどで終わります。麻酔するときに、チクとしますが、歯医者に行ったときの3分の1程度の痛みと考えてください。シャワーは、翌日、化粧、洗顔は、4日後、抜糸は1週間後になります。

共立は、傷口が目立たず、幅の広い「平行型の二重」ができる特殊なW型切開法を開発しました。この方法では、瞼の張力に対して約60度の角度で接しているのでよく伸展し、傷口が開きにくく、かつ、正面から見たときに、傷が前後方向にあるので目立たなくなっております。二重のラインを作るには、通常、埋没法も組み合わせます。このときは、極端に厚い瞼で、かつ、蒙古ヒダも大きい人は、瞼の脱脂術と組みあわせるといいでしょう。



2005年 11月 5日 (土) 10:50


L型プロテーゼを勧めないわけ。
by 院長

多くの美容外科では、L型のプロテーゼを使用しております。一番の理由は、手術が簡単だからです。共立美容外科仙台院では、L型のプロテーゼはお勧めしておりません。なぜならば、あまりにトラブルが多いからです。

L型のプロテーゼの第一の欠点は、曲がり易いことです。鼻先は、例えば、うつぶせに寝ると当然曲がります。L型プロテーゼは、鼻先まで来ているので当然曲がります。指先で直すことが出来ることが多いのですが、プロテーゼがぐらぐらして不安定になり易いのです。うっかり鼻が曲がったまま人に会うと非常に不自然な印象を与えます。

また、鼻先のトラブルが多いのが知られております。鼻先の皮膚は、プロテーゼによって、24時間押し上げられております。皮膚は非常に丈夫にできておりますが、月日がたつに従って、次第に薄くなっていきます。そして、血流が阻害され、皮膚の色調が変化していきます。その結果、鼻先の変形、赤み、白色化などが起こります。こうなると取り出すより他に手はありません。どうしてこのような事態に陥るかというと、プロテーゼが異物だということです。自分自身の組織、たとえば、自家移植された軟骨であればこのようなことは決しておこらないのです。

また、触ると直ぐ「ばれる」ので嫌がる人は多いものです。鼻先を誰かに触られただけでL型プロテーゼは硬く触れ、誰でもわかります。だから、L型を入れた人は非常に神経質になりがちです。

上記のトラブルは、術後数ヶ月を経ってからのものですが、抜糸をおこなうまでの間でもトラブルは多いものです。その一番のトラブルは、縫合不全です。L型プロテーゼの鼻中隔に入る部分が縫合部から露出することが多くあります。これは、鼻先を圧迫したまま寝てしまい、L型の足の部分が強く縫合部に押し当てられることから起こります。

当院でも、L型プロテーゼの修正をよく頼まれます。とにかく、患者の満足度が低く、不自然になりがちなのがL型プロテーゼだと思って間違いないものです。


以上のことから、L型のプロテーゼはお勧めできないといえるわけです。




ベッカータイプをお勧めします。
by 院長

ベッカータイプとは:外側がコヒーシブシリコン、内側が生理食塩水バックで構成されている2重構造の新しいタイプの豊胸バックです。シリコンバックの柔らかさと生食バックの自由度を併せ持っております。米国では、乳がん術後の再建用として開発されました。しかし、傷口が小さく、大きさの調整が可能であり、かつ、生理食塩水バックより柔らかいことが知られるようになり、特に、韓国において美容目的で使用されるようになってきております。左右の乳房の大きさに左右差があり、傷口をできるだけ小さく、かつ、感触も柔らかくしたい人に向いております。


ベッカータイプの利点
1)傷が小さい(2−3cm)。通常のコヒーシブシリコンより、2cmくらいは小さく出来ます。傷は、いったん作ると目立たなくなるとは言っても完全に消すことはできないので、少しでも小さい方が後々得すると思います。

2)大きさの調整が、術中は勿論のこと、手術後でも可能(前もって要準備)。特に、左右差のある人にはお勧めです。

3)非常に柔らかい。外側はコヒーシブシリコンなので軟らかいのは当然ですが、術後生理食塩水を多少抜くことで、カプセルの張力を緩めることが可能です。ただし、手術前に準備が必要です。

4)巨乳にできる(200cc以上も可能)。コヒーシブシリコンでは、200cc以上は挿入が難しいのですが、ベッカータイプなら可能です。

5)コヒーシブシリコンで出来ており、万が一、バックが破れても流れ出ないようになっている。



2005年 11月 4日 (金) 09:55


メーカーによる破損率の違い
by 院長

豊胸術
メンター社のコヒーシブシリコンバックの破損率は、3年間で僅か0.2%です。乳がんの再建手術でも同様の0.5%です。これに対して、マクガン社(Inamed Corporation)のコヒーシブシリコンバック(バイオセル)の破損率は、4年で1.7%です。乳がんの再建に使用された場合は、13.1%に跳ね上がります。当院では、メンター社のコヒーシブシリコンバックをお勧めします。長い間、米国では、シリコンバックの美容目的での使用を禁じてきました。これは、もしバックが破れたとき周囲の組織に進入して問題を起こすことがあったからです。一時期疑われた発がん性、膠原病の原因物質としては、明確に否定されております。ヨーロッパでは、長い間そのまま使用されてまいりました。今年の4月に、FDA(米国食品審査局)は、メンターのコヒーシブシリコンバックに仮の認定を与えました。もし、その後の経過で良好であれば、本認可にするかチェックするためです。同時に申請されていてたマクガン社のシリコンバックは、破損率が高いという理由でこのときは却下となりました(後に条件付で仮認定される)。もっとも、安全性と傷跡を重視するなら、生理食塩水バックが一番安全なのは言うまでもないことです。



2005年 11月 2日 (水) 20:56


最近の人気
by 院長

1)わきが多汗手術:国際特許のKBシースを使うので傷口がほんとに綺麗です。効果も切開法を上回ります。皆様に良くほめられます。他院のような切開法やイナバ法は止めたほうがいいと思います。吸引法は効果が低すぎます。

2)目頭切開:HPの写真をぜひみてください。特殊なW字切開を行いますので目頭の伸展も良く、幅の広い平行型の二重ができます。傷口は3ミリ程度ですが、大部分はヒダの後ろ側に隠れるので正面からは殆どわかりません。

3)鼻先形成:鼻翼軟骨自体を形成します。その結果、鼻翼の形も良く出来るし、傷も外からは見えません。他院では、L型プロテーゼを使用したり、単にナイロンで結ぶだけのところも多いのですが、止めたほうがいいです。L型はとにかくトラブルが多いことで知られております。曲がり易く、鼻先のトラブルが多く、なにより触ると直ぐばれてしまいます。耳介軟骨の移植はまだましですが、耳の後ろに3センチの傷が残るし、鼻翼自体の形が変わらないので満足度は低くなります。

4)ヒアルロン酸注入:とにかく丁寧に時間と取って、患者さんの意向を聞きながら少しずつ注入します。他院でデコボコにされた方が多数来院します。

5)レーザー治療:非常に幅広いレパートリーを誇ります。脱毛、しみ、あざは勿論のこと、大田母斑、いれずみ、赤ら顔、血管病変、さらには、しわ、たるみもレーザーで治療可能です。

6)体外超音波脂肪吸引:国際特許のKBシースを用いた脂肪吸引で有名ですが、さらに、体外超音波を組み合わせることでより高い満足が得られます。体外超音波の利点は、1)吸引効果の増大があります。麻酔液を入れた後で体外超音波を施行すると、脂肪の結合がゆるくなり、非常に取れ易くなります。2)出血が少ない。麻酔液の中に血管を収縮させる薬が入っており、それを十分浸透させることで、血管が収縮し、吸引管による損傷が少なくなります。3)皮膚の回復がはやい。血管の損傷が少ないので、皮膚への酸素の供給がスムーズに行われ、炎症の蔓延化が避けられます。

7)ベッカータイプの豊胸術:傷をできるだけ目立たなくさせたい人。軟らかい胸を望む人。乳房の大きさの左右差を補正したい人は、ベッカータイプがお勧めです。




はじめまして
by 院長

はじめまして、院長の金城です。これから少しずつ共立美容外科仙台院の様子、特徴などを患者の皆様にお知らせしていきたいと思います。まだ、ブログは初めてなので、なかなか筆が進みませんが、真面目に取り組んで生きたいと思います。

今日は、休診日でした。それで朝からゴルフに出かけました。昨日、業者との打ち合わせから、お酒となり、二日酔いの状態でした。ぎりぎりでゴルフ場に到着し、パットの練習もせずにいきなりスタートとなりました。案の定、一打目のドライバーは、大スライスとなってしまいました。OBかと思ったのですが、斜面に当たって戻ってきてくれました。今日は運がいいと思い、2打目を得意の3Uで打ったところ、右にプッシュアウトしてOBとなってしまいました。それで、もう一度同じところから打つと、また、同じような球筋がでてしまい、連続のOBとなりました。それで3打目となりましたが、これはフェアウエーをはずしたものの、なんとかセーフでした。出だしからこんな調子で、後はめろめろでした。やっぱり、二日酔いの寝不足のゴルフはぜんぜんだめです。少なくともゴルフの前日は節制しようと決心しました。でも、ゴルフはほんとに不思議です。1,2本250Yくらい飛んだドラバーがあり、感激しました。これだけで、気をとりなおしました。明日からまた練習に行こうと前向きになりました。今日のスコアは、体調が悪かったからだということにします。











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